・この記事では、23年ゴールデンウイークの旅行の記録のうち、4日目前半の内容をまとめました
・主な内容:カフェで朝食、シシィミュージアムでシシィチケットを購入・館内見学、Googleマップの有効利用、よく使う現地語は学ばないでも覚わる、郵便局から絵葉書を送る、オタクとオフ会をする、すごい構造の路面電車の駅を見る、検札に遭う
昨日
Guten Morgen!ヨーロッパ2日目の朝も快適なお目覚めだった。
ちなみに宿のシャワールームにはボディーソープシャンプーが備え付けてあったのだが、どれだけプッシュしてもなぜか出てこず困ってしまった。
宿には朝食が付いていないのでまずは朝飯を食いに行く。宿最寄りのMatzleinsdorfer Platz駅へ。
レトロなトラム(略してレトラム?)がいる。
ところで、駅へ向かう道中では朝早いこともありゴミ収集車がせこせこ働いていた。CitiesSkylineで見たことあるタイプのゴミ収集車で、おお本物だ…と思った。
トラムに話を戻す。トラムは車窓を見るだけで楽しい。終点ではUターンする運転形態のため、最後部車両は後面展望ができるようになっている。
Burgring電停で降車。電車が渋滞してる。
適当にGoogleマップで朝飯が食えそうな店を探して、ここに来た。朝から開いてる飲食店は少なめな印象だった。
オーストリアのカフェでは水が一緒に出てくる。ここは炭酸水ではなかった。
ハムチーズサンド。パンがめちゃんこ硬かった。スタバのサンドイッチみたいな雰囲気だった。
追加でスクランブルエッグ。バターの風味がおいしい一般的なスクランブルエッグだった。
店舗外観。路駐の車もヨーロッパらしい景観を構成する要素のひとつだと思う。(私が勝手に思っているだけかもしれない。)
休日の朝としては大変満足のいく朝飯で気分がよろしいのだが、全部で€14.6-(約2200円)。財布は痛んだ。
並木道の雰囲気が素晴らしいので朝の散歩が優雅に感じる。
ここはホーフブルク宮殿。
でかい
ドアもデカい。
このドア、Don’t touch Automatic doorって表記どういうことかと思ったらこういうことでビビり散らかした。
でけ〜
— trafy (@serialNo_20001) 2023年5月2日
Don’t touch Automatic doorってどういうことやねんって思ったら、湯婆婆の部屋みたいなことになってビビる#とら旅2023 pic.twitter.com/KShs5b3BAC
Googleマップによると8時から開館ってことだったが、現地来たら10時開館って書いてあった。
一旦撤収
建物の中庭みたいなところもある。
建物を貫通するトンネルに入ったら吹き抜けみたいな空間があった。
ここはシシィミュージアム。「皇妃エリザベートの数々の持ち物が展示されており、美しくありながらも誤解されがちであったその人物像に迫ることができます。」と紹介されている。
館内は多数の展示品があり、かなり広かった。ここも多言語対応のオーディオガイド付きで、日本語の案内を聞きながら館内を回れる。途中はしょりながらサクサクと見て回っても1時間程度かかったので、オーディオガイドを全部聞きながらじっくり回ると2~3時間くらいは必要かもしれない。それくらい充実した博物館だった。
ここに来た理由はもう一つあって、明日、ウィーンで一番有名と言っても過言ではない観光スポット、シェーンブルン宮殿に行く予定をしている。そのシェーンブルン宮殿とここハプスブルク宮殿と、もう1か所王宮家具博物館(今回は行かなかった)の3か所に入館ができるセット券、シシィチケットを購入するためだ。
事前に仕入れた情報によると、シェーンブルン宮殿は混雑するとチケットが時間指定制になり現地で買っても希望の時間に入館できないことがあるらしいが、このシシィチケットを持っていれば好きな時間に入場ができるとのこと。有効期間も1年あり、先にシシィミュージアムでシシィチケットを購入しておけば、シェーンブルン宮殿で並ばないでよくなるのである。それだけでお得だが、当然3か所行けば別々で入館料を払うよりも安い値段設定になっている。
シシィチケットの詳細についてはネットで調べたらいろいろ情報が出てくるのでここでは割愛する。
ところでこのシシィチケット、事前に調べていたらどのサイト・ブログも29ユーロと書いてある情報ばかりだったが、今は値上げされて44ユーロになっていた。値上がり幅おかしいやろ
しかも、シシィミュージアム併設でシシィチケットで入れるとの話だった王宮銀食器展示室は開いていなかった…
それでも、シェーンブルン宮殿に行きたい人はこのシシィチケットを購入して、シシィミュージアムでハプスブルク家やエリザベート妃の予習をしてから待ち時間なしでシェーンブルン宮殿に入館するのがオススメです。
博物館見学を終えて街並み散策に戻る。このあたりは石畳になっていていかにもヨーロッパみたいな雰囲気がある。
ホーフブルク宮殿を振り返る。
この建物の前に特に目立った看板もなく昔の遺構のようなものがあるのだが、これ調べたらローマ帝国時代の建物の遺構らしく、歴史的価値のあるものらしい。
道端でコンサートの勧誘を受けたが、英語できないので話が1割くらいしか理解できなく、おおsounds goodと繰り返すbotになった。
次はウィーン旧市街の目玉スポット、シュテファン大聖堂に向かおうと思う。
市内の移動の際、日本だとYahoo!乗換案内などで行きたい駅を入力して経路検索をするが、海外では使えない。
役に立つのがGoogleマップだ。
Googleマップで行きたい場所にピンを立て、経路を検索すると、対応している都市なら公共交通機関を利用した経路が出てきて、検索結果に書いてある番号の系統、行き先に乗ればいいだけなので大変便利である。
マップの検索結果によると、ここからバスに乗るとよいらしい。歩いても行けるようだったが、バスに乗りたかったので乗る。昨日買った48時間券で市内交通は乗り放題なのだ。
狭い路地で、馬車とすれ違いながら路線バスが到着した。
バス停名にもあるとおり、ここはHabsburgergasse(ハプスブルガーガッセ)という通りらしいが、このgasseってのがドイツ語で路地みたいな意味らしい。バス停の名前などでよく出てくるので、今回の旅行中に勝手におぼわったドイツ語のひとつ。
ウィーンの市街地は昔からの街ということもあり、バスは狭く入り組んでいるところを窮屈そうに進む。
後続のバスも追いついたらしい。
バスの終着Stephansplatzバス停で降りたらシュテファン大聖堂がドーン!!!!ずっと建物に囲まれた路地を走ってきたのに降りてすぐこの景色はヤバイ。
馬車がいる。臭い。
でかい…
このシュテファン大聖堂があるStephansplatz(シュテファンプラッツ)、さっきのバス停名や地下鉄の駅名にもなっているが、platzってのがドイツ語で広場みたいな意味らしい。これも旅行中に勝手におぼわったドイツ語。こうして知らない言語でもちょくちょく出てくる単語がだんだんとおぼわってくるというのは、実際に海外旅行に来たから得られた経験であり、日本にいては得られない要素だなと感じた。
ここはウィーンの中心街でもあり、少し先の通りは大変賑やかな様相となっていた。
こういうところに1人でウロウロしてるとすぐ写真撮ってって頼まれる。
platzを一周しつつ、お土産屋で絵葉書を購入した。
旅先から絵葉書を送るのが楽しい
切手代含めても非常に安価な割に現地の消印も押されているから現地をとても感じることができるので、お土産としては高ポイントだ。
さて、絵葉書を投函したいので郵便局を探す。道を聞くなら馬車の人だよな~と思って声をかけたら知らんと言われて泣いた。
別の人に聞いた情報を頼りになんとなく歩く。並行してGoogleマップでもアタリをつけておく。(Googleマップで日本語で検索しても目的物は出てこないことが多いのだ)
少し雰囲気の違う建物があった。
街並みがどこまで行っても一緒に見えるのでなかなか目印が見つけづらいが、なんとか郵便局に到着。
このマークが郵便局らしい。
ここで用事に応じたボタンを押して整理券を取る。
ちなみにどのボタン押したらいいかよくわからなかったので適当に押した。
この後窓口に番号で呼び出され、切手とハガキを買って投函する流れは日本の郵便局と同じだった。
ここの郵便局にはコンビニ機能も併設されていた。
さて、絵葉書を投函したのでシュテファンプラッツに戻る。
時刻はちょうど正午となり、重厚な鐘の音が一帯に響きだした。
#とら旅2023 pic.twitter.com/9FtXxKZV9D
— trafy (@serialNo_20001) 2023年5月2日
://twitter.com/serialNo_20001/status/1653337536419471360?s=20
鐘の音に圧巻されていたら、なにやら見覚えがある服装の人物が近づいてきた。風景に対して明らかに(服装が)浮いている…
彼は自分のことをくまぴーと称しているオタクくんで、Tシャツには瀬戸内(@setoutivrm )の絵が描かれていた。このゴールデンウィークでドイツに行っていたはずだが、どうやらウィーンの市電を見たいがためにナイトジェットという夜行列車に乗ってここまで来ていたらしい。
ここから先はしばらく一緒に観光をすることになった。
その模様は彼のブログでも紹介されている。
実をいうとさすがに偶然出くわしただけではなく、ウィーンに来ているという情報を得たのでエンカウントをした形となる。自分の人生でこれまで最西端のオフ会集合場所は石垣空港だったのだが、最西端集合場所が一気に更新されることになった。
街並みは相変わらずオシャレな洋風建築だが、さすがに中心街ということもあってか入居している店には都会感が出てきた。
瀬戸内氏がザッハートルテを食べたいと言っており、例の有名なカフェザッハーの様子を見に来た。すごい並んどるやんけ。
世界的に有名なザッハートルテ発祥のお店とあっては大行列は必至だろう。この列に並ぶのは断念した。
私は先のブログにも書いた通り、昨日、カフェザッハーザルツブルク店で既に発祥のザッハートルテをいただいているので未練はない。彼にはザルツブルクを超おすすめしておいた。読者諸君もカフェザッハーに行くならザルツブルクに行こう。
紹介済みだがここでついでに言うと、ザルツブルクに行くなら日本からは一旦ミュンヘンに行くのがおすすめです。(もしくは帰りをミュンヘンからにして帰りがてらザルツブルクに寄る。)
ウィーンとザルツブルクよりもミュンヘンとザルツブルクのほうが近いので。
次に瀬戸内氏が行きたい場所があるらしく、Oper,Karlsplatz電停から市電に乗る。
トラムがひっきりなしに走っている。
ここでも後面展望を満喫する。後面展望なので後続車両が追い付いてくるといい景色が見れる。
今回は寄っていないが、車窓から観光地らしい建物も見えた。後日調べたら、これは国会議事堂らしい。
Schottentor電停に到着。ヴォティーフ教会という美しい建物の最寄り駅なのだが、今回はそちらには行かず…
瀬戸内氏のお目当てはここらしい。なんだこの空間。
上から見るとまあ普通の終点ループ線のあるターミナル電停なのだが、実はこの下にも終点ループがあり、上下2層構造になっているのだ。
下から見る。
タイミングが合えば、上下線(物理)を同時に走行するトラムが撮影できるはずである。
地下に行く系統はすぐ隣で地下に潜っていた。
我々のようなオタクにはよく刺さる構造の駅でした。
ちなみに、地下鉄の駅もあるらしく、まさに交通結節点というべき駅らしい。
腹が減ってきたので飯屋を探す。
JR!?
この周辺にはよさげな飲食店がなさそうだ。一旦Operのほうまで戻ることにした。
帰りも後面展望をする。
トラムに乗車していたら、私服のおっちゃんが急に服から名札を取り出し、水戸黄門の印籠のように掲げ、何やらやいやい言い出した。周りの乗客の反応を見るとどうやら検札らしい。私のところにもチケットを見せろ!と迫ってくる。先の記事に書いたとおり、チケットは買うだけでは無効で、打刻をしていないといけない。私は打刻もしており何もやましいことはないのだが、OKと言われるまではちょっと怖かった。
それにしても本当に抜き打ちで検札があるんやなと、とてもいい経験だった。検札係は次の電停で降りていった。
Oper,Karlsplatz電停はその名の通りオペラ座の最寄り駅だ。建物の上に像が載っているなど、建築物としての完成度も高い。
ウィーンの観光スポットを巡る観光バスがちょうど通りかかった。
長くなってきたので、今回はここまでにして、次回はおいしい昼飯にありついたところから書くことにする。
次回
○記事内で紹介した飲食店
(↑執筆していて知ったのだが、土日定休らしい)
(↓入店はしていないけど場所はシェアしておきます。)
○記事内で紹介した観光地
◯この記事の移動情報
1.
ウィーン市電
645[ [1] Prater, Hauptallee ]
MatzleinsdorferPlatz→Burgring
2.
ウィーン市バス
[ [1A] Stephansplatz ]
Habsburgergasse→Stephansplatz
3.
ウィーン市電
[ [71] Borse ]
Oper,Karlsplatz→ Schottentor
4.
ウィーン市電
[ [71] Kaiserebersdorf ]
Schottentor→ Oper,Karlsplatz
◯とらふぃガバガバ英会話
この記事で紹介した出来事で、こんな会話したとか、こんな会話すればよかったみたいな事柄の備忘録。後からこう言えばよかったかな~とか思ったやつとか、これ言えなかったから失敗したと思ったやつとか。
当然ながら正しい英語ではないと思うが、現地で言ったこと思ったことを書き留めておく。
1.
Sounds good.
いいね!
中学校の時、いいねとか、よさそうだねとか、そういう意味で習ったような気がしてたもんだから今回旅行中も、よさそうだね(行くとは言っていない)みたいな場面、まさに本記事中でコンサートの勧誘を受けたような場面で乱発してしまっていたが、よくよく調べると、いいね(じゃあ行くか)(≒OK、同意)みたいなニュアンスに近いようなので、キッパリお断り入れたいときは使わないほうがいいかも?
(でもコンサートは割と今回滞在中どこかで行きたいなとは思っていた)