いかのおすし

よいこのやくそく、いかのおすしです。

ビビンバの本場全州で韓国料理に舌鼓(23.3韓国旅行記⑨)

・この記事では、23年3月の韓国旅行の記録のうち、4日目午前の話をまとめました

・主な内容:KTXのターミナルは方面別で駅が違う、初代KTXは座席が逆向き、チムジルバンの話、全州ビビンバ(ユッケのせ)天才、チヂミは韓国で食え、タクシーの乗車方

 

 

serialtrafy.hatenablog.com

 

朝6時。空が明るくなりだした頃、宿を出る。

移動オタクの朝は早い。

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今日は昨日よりも大気が澄んでいて、朝の空気が心地いい。
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ミョンドン(明洞)駅からソウルヨク駅で乗り換え。
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地下鉄でヨンサン(龍山)駅へ。
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ここもソウル駅と同じように空港みたいな雰囲気あるね。
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よくわからんけどかっこいい電車がいる。
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KTXのターミナルは方面別で駅が違う

ヨンサン(龍山)駅はKTXだと湖南線・全羅線系統のターミナル駅となっている。f:id:serialNo_20001:20230414214521j:image

ソウル駅のキャパが少ないため、方面別でターミナルが分散しているらしい。

例えば昨日の江陵線と、釜山まで行く京釜線のターミナルはソウル駅、栄州・安東方面の中央線はチョンニャンニ(清凉里)駅という感じだ。日本で例えると、東海道新幹線のターミナルは品川、東北新幹線は東京、上越北陸新幹線は上野がターミナルというような感じですね。その点日本は東京駅に行けばどこ方面も行けるので便利。

 

ヨンサン駅を通過して中央線方面に行くKTXイウム。駅がデカいからホームの端から端までがやたら遠く見える。

 

〇初代KTXに乗車

7:09発KTX全羅線ヨスエキスポ(麗水エキスポ)駅行きを待つ。

ちなみに、なぜこんなに朝が早いのかというと、希望の時間帯の列車は満席だったからだ。昨日のKTXイウムみたいなことになるくらいなら、多少朝早くても着座して移動したい。

 

麗水エキスポ行きKTX503列車、初代KTXが入線。

 

初代KTXは完全にフランス国鉄なので、車内もヨーロッパ特有の、座席が車両中央を向いていて向きが固定されているタイプ。必然的に真ん中が4人BOX席になる。グループ旅行でBOXを取れるならいいが…

今回は残りわずかな空席をギリギリ取ったため、知らん人とBOX連番でしかも座席が(進行方向)逆向きになっている。f:id:serialNo_20001:20230414214525j:image

 

昨夜買ったはいいけど食欲なくて食わなかった飯を食います。おにぎりは当然のように韓国海苔でいいね。
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クァンミョン(光明)駅にも到着します。
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クソデカ肉棒を食べます。
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山陽新幹線程度の乗り心地で2時間しないくらい、目的地のチョンジュ(全州)駅に到着。
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トロにユニックが載っていてユニークですね、ユニックだけに笑

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乗ってきたKTXを見送る。

 

〇全州駅

すごいいい駅舎だ。チョンジュ駅から、韓国の歴史的建物が集まっている観光地区もあるらしく、観光地としては有名らしい。時間の都合で今回は行けないが、次回もれなく行きたいと思う。
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タクシー待ちの人がすごい量。
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駅前はなんもない。JRの四日市駅か?
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〇今回の旅行で一番日本語をしゃべってくれた現地の人

今日はまず、チムジルバンという韓国のスーパー銭湯みたいなところに行くことにした。

歩いても行けなくはないが、少し距離があるのと、韓国の路線バスにも乗ってみたかったのでバスで行くことにした。
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バス乗り場で、これでいいのかな…?とオタク同士右往左往していたら、バスの運転席から、日本人?どこ行くの?と日本語で声がかかる。チムジルバン行きたい!というと、これ乗って3つ先だね!歩いて行けばいいのに!と言われる。歩いて行けばいいのには草

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昔は日本語を喋れる人が多かったという韓国でも最近はほぼ通じないと思っていたほうがよいのだが、この運転手は日本語ペラペラだった。どこから来たの?で日本と言うと、日本のどこ?ときて、名古屋と言うとあー名古屋!みたいな感じで、とてもいろいろ話してくれた。旅先で自国語で雑談してくれる現地人大変ありがたい。

 

バスはすごい勢いで走っていく。この地方都市でもバス専用レーンが道路の中央に設けられているスタイルで、公共交通の発展ぶりが伺える。

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国電気安全公社バス停で下車。

バス停というよりかは、さながら路面電車の電停といったほうがイメージに近い。
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ここがお目当てのチムジルバン…と思ったら違った。
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正しくはこちらだ。
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〇チムジルバンの話

チムジルバンとは…

www.konest.com

 

日本のスーパー銭湯みたいなものだと思う。

今回、韓国語が聞き取れないのに、店員さんに相槌打っていたら、風呂のみになってしまった。(結局、大浴場にはサウナもあって、時間的にも大浴場にしか居れない程度だったので結果オーライではあった)

またの機会があれば、今度は1日中チムジルバンでダラダラ過ごすみたいなやつもやりたい。

 

以下、大浴場の出来事なので文字だけとなるが、情景は読者諸君の想像にお任せする。

タオルは大浴場の入り口に置いてあって使い放題となっていて助かる。

それ以外はもう普通に日本で銭湯に入るのと同じ流れだ。受付で渡された鍵の番号と一致するロッカーに荷物を入れる。ロッカーは大きいので荷物が多くても安心。石鹸などは洗い場に置いてある。

ここの大浴場は熱い風呂とぬるい風呂と、その2つを合わせたくらいの大きさがあるクソデカ水風呂(水深1.2m)と寝湯みたいな浴槽の水風呂の4つの浴槽があった。浴槽の半分以上が水風呂なんですがこれは。

熱い風呂とぬるい風呂はいたって普通の風呂。湯船につかれてしあわせ~やはり風呂は湯船に限るね。

クソデカ水風呂は天井に放水銃がついていて、ボタンを押すと容赦ない高圧洗浄攻撃を受ける。(当然冷水)。オタク3人で悲鳴を上げていたが、そのあと現地のじいさんが微動だにせず高圧洗浄を受けていて恐れ入った。

乾式サウナと湿式サウナも大浴場に併設だった。乾式のほうはまあ日本でもよくあるようなものであったが、湿式。これがやばかった。室内に入ると水蒸気で真っ白になっており、何も見えない。かろうじて見えた椅子に座ると椅子が熱すぎて尻が焼ける。よく目を凝らすと一番奥で水を沸かしている設備があるのだが、およそ童話に出てくる魔女がなんかぐつぐつ大鍋でなんか沸かしている時か、マインクラフトの溶岩ブロックでしか聞いたことないような音がする。水が煮え切っているのだ。天井に張り付いた水蒸気は水滴となって落ちてくるが、これもめちゃくちゃ熱いので体が局所的に火傷しそうになる。そんな状態なのに、治安の悪いオタク1名がタオルでバッサバッサと風を寄越し始めてひどい目にあった。偽物の芭蕉扇で火焔山をあおぐとこんな感じだったんだろうと思う。孫悟空、大変だったな…

アカスリコーナーが浴室の角にあるのだが、壁どころかついたてすらないので丸見えだった。おっさんが施術を受けているのだが、、、いや、なんで施術してる側もおっさんでしかも全裸なんやねん、おかしいやろ!え、これ我々は何を見せつけられているんや…全裸のおっさんが全裸のおっさんを揉みしだいている。一歩間違えればガバ穴ダディ待ったなしなんやが…

その頃、寝湯みたいな水風呂におじちゃんが入っていき、なにやらスイッチを押すと寝湯から3本、噴水のように水が噴き出していた。は~そんな機能もあるんか~と感心していると、勢いの調整ができるのか、おじちゃんが噴水の勢いをどんどん強めてついにMAXにしたとみえる頃、噴水は3本のクソデカ水柱となって天井をどうどうとすごい音を立てて叩きつけていた。あぜんとしていると、アカスリのほうからおっさんがなんか怒鳴り散らかしたと思うとおじちゃんが速やかに噴水を止めた。いや、全裸施術師おっさん従業員なのかよ、いや、施術してるなら従業員なのか…だからなんで全裸なんやて

 

いろいろな体験をしたが、ともあれあったかい湯船につかれるのがよかったですね。

お風呂上がりにバナナ牛乳をいただく。
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〇本場のビビンバを食べる

お風呂でサッパリした後、店を出てまたバスに乗って、スタジアムの前で降りる。

なお、バス停の名前は忘れるという大失態。
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道が広い。
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道が広いというのは、都市計画のうえで非常に有利な要素となると思う。
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バス停から徒歩2〜3分、ここが今日チョンジュに来た一番の理由。朝鮮半島三大名菜と言われる全州ビビンバ。本場とのことでビビンバを食べます。11時30分開店だったところ、25分くらいに着いて店の中の様子窺ってたら開店してくれた。こんな外国人オタク4人組に開店凸される店の気持ちを考えたほうがいい。
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ビビンバを注文、即、提供の準備と、例によって大量の付け合わせ。

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大学生バイトっぽい店員さんがたくさんいるんだけど、することない間みんな談笑していていい雰囲気。

 

この付け合わせ、何枚も小皿があるので1種類食べ終わって、お皿を下げてもらおうとしたら下げるどころか新しいものが来た。食べ切ると補充されるシステムらしい。これ永遠に出てくるやつだと気づいたので、以降付け合わせは一口残しておくことで無限補充を回避。

 

これはチヂミ。今回の韓国旅行で食った日本で食える韓国料理のうち、もっとも韓国で食ったほうがいいと感じた食べ物だ。

でかいし、もちもちパリパリだし、味付けも大変よろしいし、大きさ、厚み、食感、味、全てにおいて日本のチヂミと比較にならない。ぶっちゃけ、日本で食ったことあるチヂミ、私はまあこんなもんか、そんな積極的に食うもんでもないなとすら思っていたが、これを食べて価値観が変わった。行ったらぜひ食べてもらいたいね。
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ピザくらいの大きさがあって、4人で分けても1人分が満足する量になる。なお1枚16000ウォンとお値段もそれなりだが、値段以上の価値がある。

 

ビビンバが着丼。
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このビビンバは、日本でよく見る石焼きビビンバとは違って、鉄製の器に入っている、石焼かないビビンバだ。

それでもアツアツの鉄製丼ぶりに食材が入っており、ちゃんと熱い。

グワーっと食べ物を全部混ぜして冷めないうちにバッといただく。生肉ユッケと卵黄が天才ハーモニーでうんめええ〜〜〜

一杯でお腹いっぱいになる。

 

 

〇タクシーの乗車方

建物が低いので開放感があっていい街です。f:id:serialNo_20001:20230414214702j:image

変な形の建物もあります。
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クソデカ大学。

大学生が多いとみえて、周辺には大学生ウケがよさそうな飲食店や小売店が軒を連ねていた。日本と変わらないなこういうところも。
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バスでチョンジュ(全州)駅に戻ろうとしたが、時間が微妙で電車の時間に間に合わない可能性があったので、タクシーを止めた。

日本ではタクシーのドアは運転手さんが開閉するが、外国では普通自分で開け閉めする。ドアを開けて乗り込み、チョンジュヨクと言うと走り出してくれた。

韓国のタクシー、バスとかみたいにすごくアクロバットな運転を逆に期待していたのだが、運転手のおじいちゃんは大変安全運転で、むしろ日本のタクシーより乗り心地がいい運転をしてくれた。

しかも、我々が日本人だとわかると、

今日は暑いですね〜

(チャリを指して)自転車

(自車を指して)タクシー

など、知っている日本語をポツポツと口にしてくれて愉快な方だった。

最後には気分良くなっちゃったのか演歌を歌い出す始末。

おかげさまで駅まで楽しく移動ができた。

 

チョンジュ駅に着いて、同行オタクがお支払いをまとめてくれた。韓国ではチップの文化はないが、タクシーの料金は、お釣りは取っといてくれやと少し多めに払うことが多いらしい。結局、100ウォン単位まで細かくお釣りを計算しても双方めんどくさいという貨幣価値の事情もあるだろう。1000ウォン単位で多めに払って、お釣りはいらないよと伝えるとスムーズだ。

 

 

続きます

serialtrafy.hatenablog.com

 

 

 

 

○記事内で紹介した飲食店

goo.gl

○記事内で紹介した観光地

goo.gl

お風呂、場所はここなんだけど、Googleの情報が古い↓

goo.gl

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ビビンバ屋最寄りのバス停はたぶんここ

goo.gl

 

◯この記事の移動情報

1.
ソウル地下鉄4号線
[ ? ]
ミョンドン→ソウル駅

 

2.
SeoulMetro Line1
[Express|Cheonan]
Seoul Station→Yongsan

 

3.

KTX京釜高速線/湖南高速線/全羅線
013編成[KTX503|Yeosu EXPO]
Yongsan→Jeonju

[KTX503|麗水エキスポ]
龍山→全州


4.

2076[ [79] ? ]
全州駅→韓国電気安全公社

 

5.
記録忘れたけど韓国電気安全公社バス停からバスに乗った

 

6.
タクシー

?→全州駅